ちょっとしたメモ書き程度では説明しきれないので、「ゆかり」のオンライン接続のセットアップの仕方などを説明しておこう。
(BGVモードもちゃんと説明かけよって言われそうだな。。。)
「ゆかり」とは
動画を持ち込んだ持ち込みカラオケのために、
パソコンをカラオケ店などに持ち込み、持ち寄ったリムーバルディスク(USBHDDやUSBメモリ)の中にある
動画や音声ファイル検索したり、
検索した結果を再生予約したり、
予約された動画を順番に再生したり、
するツール。
カラオケだけでなく、イベント中のBGMを参加者が選べるようなイベントとかにも使えたりするはず。
「Universal KAraoke Request tool」 略して「ゆかり」
「オンライン接続」とは
今まで、Wifi環境を持ち込んで同じWifiアクセスポイントに接続しないと使用できなかった。
同じWifiアクセスポイントに多数の端末が接続されると動作が不安定になったり、Wifiの電波の届きが悪いと通信できなかったりするので、
各自自前のインターネット回線から接続するようにする接続方法のこと。
今までの接続(「ローカル接続」と呼んでおく)と併用もできる。
「オンライン接続」のデメリット
- 使用する回線にグローバルIPが必要。
グローバルIPがもらえるモバイル回線業者は
「OCN モバイル ONE」 http://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html
「インターリンクLTE SIM」 https://www.interlink.or.jp/service/sim/
「ASAHIネット LTE」 http://asahi-net.jp/service/mobile/lte/
「UQ Wimax2+ withグローバルIPアドレスオプション」 http://www.uqwimax.jp/plan/wimax/option/global_ip/
「docomo mopera-u 接続」 https://www.mopera.net/
「au LTE NET for DATA接続」 https://www.au.com/mobile/charge/internet-connection/ltenet-for-data/
とかがあるらしい。(Biglobe SIMは2017年1月でグローバルIPをやめるらしい)一応、グローバルIPがなくても使うための回避策は後ほど書いておくけど、安定して動作する自信はない。。。。 - インターネット通信量が増える
「ローカル接続」では、ほとんどの通信が、
「ゆかり動作PC」 – (wifi) – 操作端末
で行っていたので、ほとんどインターネット接続の通信が発生しなかったところ、
「ゆかり動作PC」 – (インターネット) – 操作端末
となるので、全部の通信がインターネットに乗り通信する量が増える。
今まで、格安SIMの低速モードで充分と言っていたところが低速モードで事足りるかどうかの自信はない。。。
(ついでに、参加者も通信量が増える。。。)
ということなので、「ローカル接続」と併用する使い方がいいんじゃないかと思われます。
(特に手持ちの端末からの転送(アップロード)とかする場合はローカル接続推奨です。
設定方法
まず、Wifiルーターでポート開放を行う
簡単にUPnPを使う例を紹介 (手動でポート開放する方法は「オンラインゲーム ポート開放」とかでググればいくらでも出てくるのでそちらを見てね)
モバイルルーター MR04LNの設定例です。(ほかの機種でも似たような設定があるはず)
1. 回線のIPアドレスを見てみる。
Web設定メニューで「情報」→「現在の状態」ページ内のWAN側接続状態の中の「IPアドレス」に記載されている内容を確認
もし、IPアドレスが
10.??.??.??
172.??.??.??
192.168.??.??
100.??.??.??
になっていると、残念ながらグローバルIPではないので、ポート開放では「オンライン接続」が使えません。
2. 「UPnP機能」を有効にする
Web設定メニューで「詳細設定」→「その他の設定」ページ内の「UPnP機能」を「使用する」にチェックを入れて「設定」ボタンで反映する。
3. PCでUPnPポート開放ツールを実行
http://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/hardware/se457733.html
このあたりからBssUpNpをダウンロードしてきて解凍した中にある、
BssUpNp.exe を起動
「Configure Router」ボタンの右のボックスに「80」を記入し
「Configure Router」ボタンを押す。
下のメッセージに「Router Configured Successfully」が表示されればOK。
以上で設定完了。
確認としてはモバイルルーターのWeb設定メニューで「情報」→「UPnPの状態」の中に
IPアドレスがゆかり実行PCのIPアドレス、ポート番号に80(TCP)のようになっているものが現れていればOK。
続けてゆかり上の設定
4. DDNSの設定
DDNSを使用する場合は、
「オンライン接続用」のDDNS設定画面のIPアドレスの部分にその環境でのグローバルIPが自動で入力されているので
今まで同様、pcgame-r18.jp用のホスト名やmydns用のID,パスワードを入力して「更新」ボタンを押します。
ローカルと併用するには別のホスト名にしたほうがいいので、別のホスト名かmydnsのアカウントを用意が必要です。
5. オンライン用ホスト名の設定
DDNSで設定したホスト名、もしくはDDNSを使用しない場合は下のDDNS設定にあるIPをそのまま
「オンライン接続用ホスト名」に入力して直下の「更新」ボタンを押します。
設定画面を再表示すると、「オンライン接続用ホスト名」の直下に
「オンライン版接続確認」に接続状態が表示されます。これが「OK」になっていたら「オンライン接続」が使用可能です。
この状態で、「Help等」メニュー内の「接続状態表示」を表示すると
「オンライン版接続先」が表示されるので、その内容でユーザーは接続可能です。(オンライン版接続確認に失敗する状態では表示されません)
オンライン接続先は、「別部屋URL設定」のところに書いておくと、ユーザーが切り替えができるようになって便利かもしれない。
仕組みは作ってみたものの、まだ実践投入していないのでどのくらい使い物になるかは不明。
グローバルIP版でも不安なのに、さらに動作に不安があるプライベートIP回線での接続のやり方はまた次回!