DropBoxの容量をEVO3Dの特典とかを使って6Gまで引き上げてみたんだけど、
3TのHDDが9000以下で買えるこの時代に「たった6Gをネットワークストレージで使うのに何でこんな面倒な手順をやらないといけないんだ」って思ったわけで。
(iPhoneをつないで写真を同期しようとするだけでDropBoxはいっぱいになってしまう)
ないのなら作ればいいじゃないといういつもの精神で、
かねてから脳内計画していた
巨大ストレージ計画にDropBox風オンラインストレージ機能を追加して実践して見ることにした。
(支給されて2カ月たってもまだボーナスが半分残っている現状が背中を後押しされながらw)
まず
宅内用巨大ストレージを構築
- 用意したもの
・3THDD 4台。やっとタイの洪水前の値段の9000円を切ってきてくれた。でも今は円安で値上がり中。とりあえず4台から始めてどんどん追加していけばいいよね。
・HDDケース 裸族の集合住宅 5台版
FreeNASで構築するからRAID機能のないシンプルなポートマルチプライヤ―対応のHDDケースを探すとちょうどこれだった。
・起動用USBメモリ。4Gで300円位の安物
・esata&PMP対応 SATAカード。 とりあえずこれ http://www.area-powers.jp/product/pcie/sata/pesa3es2.html
手順は簡単
1. USBメモリにFreeNAS8.3のイメージを書きこむ。
2. 全部つないで起動する。
3. IPアドレスを設定する。
4. ディスクをraidzで全部使う設定をする。
5. 使うサービス SSH, CIFS, NFS, rsync,iSCSI等を適当に設定する。
以上。
詳しくは適当にGoogle先生に聞いたらいくらでも出てくるのでそちらを参照
これだけで
Windowsからのファイル共有(画像はそこそこファイルをコピーした後)
LinuxからのNFSマウント
で7.77TBの巨大ディスクとして見えるようになった。
容量が足りなくなったら、ディスクを追加すると動的に容量が増えてくれる素敵仕様^^。
夏あたりにHDDケースとHDD4台くらいさらに追加することにしよう。
ここに至るまでに、
Vmware Server or PlayerでFreeNASを動かそうとしたら3Tの物理ディスクを認識しなかったり、(物理マシンがたりねー)
メモリ1Gでは処理が遅すぎて使い物にならなかったり、(メモリ買ってきた、安いし)
SATAカードとPC(S70 タイプRB)の相性が悪くて全然動かなかったから現行サーバ機て使っていたPC(S70 タイプFL)を使うようにしたり、(録画鯖がなくなる、まあテレビ見なくなったから問題ない)
とか数々のハードウェアトラブルに見舞われたのであった。
おかげでうちのデスクトップ環境が一新されてしまったけど、またそれは別のお話(いや、話す機会なさそうだけど)
ちなみに宅内でのファイル転送速度は大体60Mbyte/secは出てる。1GNICで500Mbps出るなら十分な性能。
ownCloudでDropbox風ネットワークストレージに
DropBox風ネットワークストレージを建てるには
SparkleShare とか ownCloud とかがあるみたい。
SparkleShareはAndroid版が開発されなくなったりしてちょっと元気がないみたいなので、
ownCloudを使ってみる。Android版とiPhone版のクライアントアプリが有料アプリなのがちょっとシャクだけど・・・。
もともと建っているBlog&Webアップローダー用のWebサーバの公開ディレクトリにFreeNASをNFSでマウント。
そこにownCloudをインストールするだけの簡単作業。mysqlはwordpress用に動いていた物をそのまま使うだけ。
管理画面で使える容量が確保されていることを確認。
使える容量=全容量-ownCloud以外で使われている容量
ownCloud共有フォルダにファイルを突っ込むと
同期されてサーバに上がる。
逆にどこかでアップロードすると同期フォルダに降ってくる。(絵は省略)
ついでにダウンロードだけでなく、その場で動画のプレビューもできるようにしておいた。(快適に使えるかどうかはネットワーク帯域次第(主にうちの上り))
これで、誰かとファイルをやり取りするのも簡単だねっ。
ちなみにAndroid版も試してみたけど、
ファイル一覧は見えるけど、
ダウンロード&同期は失敗する。有償ソフトなのに・・・。適当なWebDAVアプリを入れると使えるかもしれない。